廃墟
#018 白石工業桑名工場
白亜の迷宮と呼ばれ、廃墟フリークの憧れの的だった三重県の白石工業桑名工場。惜しまれながら2012年に解体されましたがその残照は未だ多く人々の記憶に、世に出なかった様々内部情報や解体後に明らかになった新事実など意外と語る事の多いのこの工場跡を公開当時のレポートを基に再編集しました...
遺構
#017 浸透実験池
長い間謎とされていた房総の古代魚半島、盤州干潟。先端に残る浸透実験池と共に様々残留物を検証していきます。戦後の産業基盤確立と税収、また県内初となる湾内工業地帯の開発。千葉県に大きな産業型人材需要を齎した企業誘致の歴史を基に、現在の周辺状況もご紹介したいと思います。 千...
廃村
#016 古河鉱業水掛社宅
足尾銅山関連施設として語られる事の少ない掛水地区の役員住宅と社宅群、そして現在でも現役運用されている古河機械金属株式会社福利厚生施設。足尾駅の眼前ながら着目される事なく残るこの地区の歴史を少しだけ掘り下げてみたいと思います。一部は観光地化されており、予約制ですが内部閲覧も可能で...
洞窟
#015 石舟沢鍾乳洞
2010年から継続的に続けてきた奥秩父の石舟沢鍾乳洞探索、東日本大震災時の小規模崩落や無計画伐採と時期を同じくした記録的豪雪や連続台風の為の渓谷内大崩落。それらの諸問題と共に、滑落事故により入林禁止となった石舟沢と美しさに定評のあった当事の石舟沢鍾乳洞内部をご紹介します。 ...
観光
#014 東赤谷連続洞門
紆余曲折の歴史を辿った鉱山専用軌道、そして軍需に沸いた戦略物資輸送線としての顔。美しい景観とは裏腹に数々の運営譲渡を繰り返した日鉄鉱業赤谷鉱山専用線と、その後二次利用としての連続洞門をご紹介します。現在も残る鉱山跡へ続く大迫力の廃橋と併走するスノーシェードを撮影しました。 ...
廃墟
#013 細尾第一発電所
建造物としても希少な国内では三番目に古い発電所となる細尾第一発電所、その長い歴史の中には数々の驚くべき事実が眠っていました。銅山の電力源としてだけでなく、発電所としての本来の稼働能力を試されたモダンで美しいレンガ造りの発電所。今に伝える数々エピソードを少しだけご紹介します。 ...
廃墟
#012 通洞動力所
近代産業遺構として非常に貴重な建造物である電力施設、地域産業の地盤を支えた工場でもあったことから地元でも愛されていた。2011年の衝撃的な崩落の知らせは記憶に新しい、貴重な足尾銅山関連施設の中でも異彩を放っていたレンガ造りの通洞動力所と隣接建造された新梨子油力発電所の在りし日の...
廃墟
#011 宇都野火薬庫
1954年にその役目を負え、2007年には国史跡指定と成った産業遺構となる宇都野火薬庫。しかしその実情は行政管轄とはいえ芳しくなく、国史跡指定から10年以上の月日を経過してからやっと保存活動に着手すると言う酷いものだった。戦後復興に埋もれ、蔑ろにされ続けたこの廃墟の歴史を今の姿...
登山
#010 開墾場の滝
房総半島の隠れた景勝地、そして林業型の川廻しと言う特色を持った美しい造形を見せる開墾場の滝。実は正式名称さえない山岳産業の残照ともいえる人口瀑、千葉県特有の河川造成が生んだ山深いこの滝は季節毎に全く違う姿で来訪者を楽しませる。歴史的背景と造成による地形の変化を交え今の姿をレポー...
廃村
#009 深沢集落
かつて足尾銅山の深沢集落は先に紹介した愛宕下集落同様、飛火の火事によって集落が全焼した歴史を持つ。当時としては富裕層と同等の住宅設備、そして重要な産業道路沿いという立地で沢山の鉱山夫が居住した地として知られている。しかしその実態は絶えず火の恐怖と隣り合わせだった銅山集落、波乱に...