廃墟
#057 矢納水力発電所
魅力的な造形美を残す廃墟して知られている山奥の水力発電所、裏手に流れる川と共に歴史がどのように揺れ動いたか。行政記録に残された情報とダム建設に関係する周囲の開発、近代化と治水事業が生んだ地域の物語を少しだけ紐解きます。 埼玉県│矢納水力発電所 調査:2011年04月 ...
廃墟
#056 下九一色小学校下芦川分校
養蚕という地場産業と基礎教育の場が同居した珍しい学校モデルの地、下九一色村。その分校として設立後1世紀の物語を地域と共に刻み、静かに消えていった廃校の歴史を追います。聞き取り調査の内容を参考に、この小さな学校でどのような教育が行われたのかをレポート。 山梨県│下九一色小学...
伝承
#055 石田村の巨石群
2010年、トビ岩の現状確認の登山時にお世話になった妙蔵寺、その住職さんから教えて頂いた地域に古くから語られいる伝承から調査が始まった石田村。当時行政も余り把握してなかったこの石田村には伝承と共に不思議な景観が残されていました。 千葉県│ 石田村の巨石群 調査:201...
洞窟
#054 倉沢鍾乳洞
戦後観光洞として一般公開された鍾乳洞、しかしその歴史は地域土着の山岳信仰の対象として古くから人々が集まる場所でした。都内有数の広大なケイブシステムを擁し、地底湖も複数存在するケイビングビギナーには非常に好ましいロケーション。現在は入洞禁止となり、一般調査は不可能となりました。 ...
廃墟
#053 竜山鉱山
北は津山からも遠く、南は赤穂からも遠い。そんな山深い中に地域を代表する大規模な鉱山がありました、旺盛時には鉱山夫住宅が幾軒も並んだのは半世紀以上前の事。現在は大自然に飲み込まれつつも歴史ある鉱山跡をご紹介します、蜂と虻に追いかけられながら現地調査したレポートをじっくりとお楽しみ...
廃墟
#052 三川坑坑外職場棟
現在は多くの工場が乱立する元三川坑エリア、有明海沿岸道路に分断され発電所や当時の鉱山施設やトロッコ軌道は撤去されてしまい東端に住宅跡などを残すばかり。この様変わりした場所に殆ど知られていない施設棟がありました、報道取材で幸運にも内部見学できたその時の様子を少しだけご紹介します。 ...
登山
#051 梨沢 七ッ釜渓谷
都心から程近い房総半島に県内では唯一と言える沢登りができる場所が存在します、細き流れではありますが遡行、シャワークライム、鬱蒼としたゴルジュなど歩く者を高揚させます。その名は梨沢、現在は台風被害によってその姿を大きく変えてしまいましたがいつかその美しさが戻るよう、私たちスゴログも...
廃墟
#050 東伊豆町隔離病舎
仰々しいエピソードが多く語られる廃病舎、結核隔離病棟として知られてはいるものの当時は既に結核根絶末期で実際に受け入れられていたのは軽症患者が殆どの一般的な医療施設。歴史を紐解くと自然災害によって閉鎖に追い込まれただけで凄惨な物語は存在しないこの東伊豆町隔離病舎を史実のみを抜粋して...
廃道
#049 赤沢八幡野連絡橋
長年放置された山奥の廃橋、崩落したその姿は余りのインパクトで見る者を驚かせていましたが歴史を掘り下げると世情と行政、そして民間企業の杜撰な開発計画が。そして崩落後人が入らなくなった開発地を目指して入山、その形跡を辿ります。小さな造成痕から現在の姿を調査しました。 静岡県...
廃墟
#048 清華寮
戦後処理の狭間で揺れた台湾人学生寮だった清華寮、国際法と近隣住民を巻き込んだ長い懸念と共に一つの歴史を産み落としたこの建造物のエピソードを辿ります。多国籍化した独自の自治形態を形成した非常に珍しいこの集合住宅、解体によって薄れてしまいそうな事実をレポートします。 東京都│...