遺構
#021 川南工業浦之崎造船所
川南工業浦之崎造船所と密接な関係にあった浦ノ崎変電所、その運用は果たして軍需だけだったのか。民間企業や一般家庭への送電は行われていないのか、半世紀以上を経過した森の中の小さな送電施設の歴史を近隣住民の聞き取り調査と数少ない資料から当時へ遡ります。電力会社の協力も得て辿る詳細レポ...
廃道
#020 岡本川源流未開発区域
南房総の山中に千葉県特有の産業史がありました、バブル崩壊と共に消え去った娯楽施設の建設計画と地域住民との戦い。そして現地調査できた過去から今へ続く歴史を行政や地元新聞社の協力の下に解き明かしていきます、ビワの産地という特色以外で誰もが忘れた房総史の一端をお楽しみ下さい。 ...
廃墟
#019 鹿沼市立石裂小学校
山岳信仰で栄えた山深い石裂集落、その僻地における唯一の教育施設であった石裂小学校を周囲の歴史と共にご紹介します。現在では登山口と神社を残すばかりの限界集落、調査を進める過程で実に多くのエピソードを提供して頂けたこの地域と現在の過疎化問題、そして住民の今をレポートしました。 ...
廃墟
#018 白石工業桑名工場
白亜の迷宮と呼ばれ、廃墟フリークの憧れの的だった三重県の白石工業桑名工場。惜しまれながら2012年に解体されましたがその残照は未だ多く人々の記憶に、世に出なかった様々内部情報や解体後に明らかになった新事実など意外と語る事の多いのこの工場跡を公開当時のレポートを基に再編集しました...
遺構
#017 浸透実験池
長い間謎とされていた房総の古代魚半島、盤州干潟。先端に残る浸透実験池と共に様々残留物を検証していきます。戦後の産業基盤確立と税収、また県内初となる湾内工業地帯の開発。千葉県に大きな産業型人材需要を齎した企業誘致の歴史を基に、現在の周辺状況もご紹介したいと思います。 千...
廃村
#016 古河鉱業水掛社宅
足尾銅山関連施設として語られる事の少ない掛水地区の役員住宅と社宅群、そして現在でも現役運用されている古河機械金属株式会社福利厚生施設。足尾駅の眼前ながら着目される事なく残るこの地区の歴史を少しだけ掘り下げてみたいと思います。一部は観光地化されており、予約制ですが内部閲覧も可能で...
洞窟
#015 石舟沢鍾乳洞
2010年から継続的に続けてきた奥秩父の石舟沢鍾乳洞探索、東日本大震災時の小規模崩落や無計画伐採と時期を同じくした記録的豪雪や連続台風の為の渓谷内大崩落。それらの諸問題と共に、滑落事故により入林禁止となった石舟沢と美しさに定評のあった当事の石舟沢鍾乳洞内部をご紹介します。 ...
観光
#014 東赤谷連続洞門
紆余曲折の歴史を辿った鉱山専用軌道、そして軍需に沸いた戦略物資輸送線としての顔。美しい景観とは裏腹に数々の運営譲渡を繰り返した日鉄鉱業赤谷鉱山専用線と、その後二次利用としての連続洞門をご紹介します。現在も残る鉱山跡へ続く大迫力の廃橋と併走するスノーシェードを撮影しました。 ...
廃墟
#013 細尾第一発電所
建造物としても希少な国内では三番目に古い発電所となる細尾第一発電所、その長い歴史の中には数々の驚くべき事実が眠っていました。銅山の電力源としてだけでなく、発電所としての本来の稼働能力を試されたモダンで美しいレンガ造りの発電所。今に伝える数々エピソードを少しだけご紹介します。 ...
廃墟
#012 通洞動力所
近代産業遺構として非常に貴重な建造物である電力施設、地域産業の地盤を支えた工場でもあったことから地元でも愛されていた。2011年の衝撃的な崩落の知らせは記憶に新しい、貴重な足尾銅山関連施設の中でも異彩を放っていたレンガ造りの通洞動力所と隣接建造された新梨子油力発電所の在りし日の...