登山
#010 開墾場の滝
房総半島の隠れた景勝地、そして林業型の川廻しと言う特色を持った美しい造形を見せる開墾場の滝。実は正式名称さえない山岳産業の残照ともいえる人口瀑、千葉県特有の河川造成が生んだ山深いこの滝は季節毎に全く違う姿で来訪者を楽しませる。歴史的背景と造成による地形の変化を交え今の姿をレポー...
廃村
#009 深沢集落
かつて足尾銅山の深沢集落は先に紹介した愛宕下集落同様、飛火の火事によって集落が全焼した歴史を持つ。当時としては富裕層と同等の住宅設備、そして重要な産業道路沿いという立地で沢山の鉱山夫が居住した地として知られている。しかしその実態は絶えず火の恐怖と隣り合わせだった銅山集落、波乱に...
廃村
#008 愛宕下集落
足尾銅山の愛宕下集落は山火事跡に開発され、一時期は銅山としては最大規模を誇った鉱山夫住宅群。現在はその殆どが解体されてしまったが道路沿いにはいまだこの場所に居住する方も、解体が幾度と無く噂されている足尾銅山関連施設の中でも歴史的価値の高い現存する住宅と当事の写真と共にその歴史を...
秘境
#007 高宕渓谷
房総の秘地、T秘境と名付けられた高宕渓谷。その美しさは千葉県随一とも言われ、沢山の人々を惹き付けた。林道ライダーが火付役なり、都心から近いことで沢山のライダーが来訪。一時期は住民とのトラブルも続発した景勝地。しかし調査を進めると県内でも特殊な造成目的を過去にもつ、歴史的価値のあ...
廃村
#006 湯ヶ滝集落
戦後復興に取り残された房総半島の山中集落、湯ヶ滝。温泉地としても知られる七里川温泉の対岸に今もひっそりと残る廃屋と残された残留物。それぞれの歴史を辿る為、ヤマビルだらけの山行へ。落橋や様々な環境変化が離村へと繋がったが実は近年まで人が住まう現住集落だったという聞き取り調査からそ...
廃道
#005 遠沢新道
深い谷に沿う様に延びた林道、そこには各時代を支えた生活道路としての側面の他に物資運搬にりも利用された産業道路と言う顔も。ダム建設で廃道化するまで細々と利用され続けた苔生す美しき廃道へ、そしてまだ見ぬ連続隧道へ挑む。とある廃道マニアのレポートが切欠となりNPO団体が中心となって保...
廃村
#004 追原集落
行政が公式に県内には廃村は存在しないとしている千葉県、そんな房総半島ですが実は廃集落が幾つか存在します。温暖な気候と山岳産業や海に囲まれた豊富な漁業環境、しかし戦後復興と治水整備などの現代化が進むことでダム建設の計画が。建設予定地として揺れに揺れた山中の追原集落は地域住民を巻き...
廃墟
#003 翁島ペンション
幽霊ペンションと恐れられた福島県磐梯町(磐根大神)の有名心霊スポット、しかしその歴史を紐解けばリゾート開発に右往左往させられた地元観光開発の残骸だった。単一開業したものの、計画されていた周囲整備は完成に至らなかったリゾート開発、地域住民や地元の不動産業者などの証言を元に様々な謎...
遺構
#002 鹿島海軍航空隊基地
茨城県霞ヶ浦に残る戦争需要遺構、海軍鹿島航空隊基地。戦時下の重要拠点でもあったが故に目まぐるしく変化する状況に翻弄された運用形態、その後の利用価値を見出せなかった現在までの歴史を追う。長期間放置された結果草木に覆われていたが近年大きく改修され、その敷地内は驚くほどの変貌を遂げて...
廃墟
#001 竹内農場
茨城県龍ヶ崎市の鬱蒼とした森の中に静かに佇む赤レンガ西洋館、竹内農場。元内閣総理大臣だった吉田茂の実父である竹内綱が建造し、赤レンガ西洋館の名で親しまれ兼ねてより地元住民を中心に保存の声が挙がっていた。現在はNPO法人・龍ケ崎の価値ある建造物を保存する市民の会が保存に向けた活動...